新豊橋
(2007年グッドデザイン賞受賞)

デザインコンセプト
新豊橋は、長い歴史と伝統を持つ隅田川の橋梁群にふさわしい姿を目指して、時代を反映した新しい合理的な形態をデザインしました。デザインコンセプトは、「地域住民にとっての日常的な道具としての美しさ」、「人のぬくもりや時代のメッセージを感じる橋」、「時代の先端技術や新しい発想を採り入れた橋」等としました。全体形状は周辺の建築に対する「適度な存在感」を表現すべく、低ライズのアーチで支間中央を補強した新たな桁橋構造とし、アーチ部の上縁には4次曲線を採用して、滑らかさと美しさを感じさせる形状としました。
橋体は日本の伝統色である銀鼠色とし、落ち着いた中にも深みのある色を採用しましたが、橋上のケーブルは臙脂色として日常の道具としての華やかさを演出しています。2007年3月に供用を開始しました。